上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2月5日から明日3月9日までの5週間、
2年間お世話になったロシア国立ペルミバレエ学校日本校で、
1・2年生合同のレッスンが行われていた。

これは教授法のカリキュラムには関係なく、
純粋なクラシックバレエ&バリエーションのレッスンで、
卒業の単位などには関係ない。
ゆえに参加も任意だったが、
卒業試験から1ヶ月の間にたるみまくっていた身体を元に戻すべく、
自分の教室の大人クラスの教えが入っている木曜日以外は、
老体(?)に鞭打って毎日レッスンに通った。

やはり1ヶ月の怠惰な生活の結果を元通りにするには、
ギリギリ1ヶ月(いやそれ以上?)かかる・・・。

『レッスンを一日休めば自分にわかり、
 2日休めば周り(教師?パートナー?)にわかり、
 3日休めば観客にわかる』

とは、よく言ったものである。
(この有名な言葉、“2日休めば・・・”の
正しい台詞をご存知の方、教えて下さいm(__)m。)

学校を卒業してからは、本当に自分の管理の元に、
どこまで今の身体を維持できるのか。
身体が資本の仕事をしている以上、
ちゃんと自己責任で努力していかなければ。

それはさておき、
この1ヶ月間のレッスンは、
正規カリキュラムの教授法の授業とは違った視点で
とても私にとって意味のあるものだった。

*************************

まず、1点目
「バレリーナを育てるレッスンのお手本として」。

今まで受けた教授法のクラスは、
あくまでも教師としての知識の習得がメインで、
手脚の動きやポジションなどの正確な理解は求められたが、
例えば第5ポジションに完璧に入らなくても、
フェッテが32回転出来なくても、
減点の対象にはならなかった。

が、今回のレッスンでは
あくまでもダンサーとしての私達のためのレッスンであり、
第5ポジションで少しでも正面から後ろ脚のつま先が見えたら注意され、
バーを強く握り締めていたら即指摘され、
肩が少しでもゆがんでいたら直され、
フェッテは正確な最低16回転を毎日要求され・・・。

さすが本校で現在4年生を担当している
引退後間もない身体の利く元プリマの先生だけあって、
注意する視点・・・
注意の仕方・・・
生徒に求めるレベル・・・
全てプロのダンサーを育てるお手本のようなレッスンで、
机上の知識ではない、生の教授法を学ぶことが出来た。

注)今まで習ったおばあちゃま先生からも
そういった要素も勉強させて頂いていましたが。

そして、2点目。
「純粋なワガノワメソッドのアンシェヌマンの見本として」

今回は2日間、バーもセンターも同じものを繰り返す方式で、
25日間で12種類のレッスン。
毎日平均でバー10種、センター7~8種、合計約18種のアンシェヌマン。
18種×12回=計216種のアンシェヌマンを
全部家に帰ってメモリました。エライ!!!←自分への賞賛。
(結構バレエのレッスン内容を紙で残すのって、大変な労力なんです^^;)

このアンシェヌマンのメモは、
学校の授業のテキストと自分の書いたノートと一緒に
私のバレエ教師人生のバイブルになるでしょう。

更に、3点目。
「バリエーション指導の勉強として」

これは正規の授業内にも“プラクチカ”という授業で、
クラシック、キャラクターの実際の振付を覚え、
練習を重ねていたが、
今回は希望の内容(テクニックやバリエーション)を
個人レッスンしていただける機会が与えられた。

近く出場するコンクールや舞台の為。
自分の生徒へ行っているバリエーション指導の為。
小道具の使い方(扇子やタンバリンなど)を教えていただく為。

個人個人によって個人レッスンの目的は様々だったが、
私は特に近い舞台もないし、
今のところ生徒にバリエーション指導もしていない。
もう現役は引退しているから、
今更凄いテクニックを習得する必要もない。
悩んだ結果、『パキータ』のバリエーションを
教えて頂くことにした。

なぜ『パキータ』???
きっかけは「祥子さん、パキータとか似合いそうですよね~」
という事務局の子の言葉に半分はのせられたのだが、
もし自分の教室の生徒達が育ってきたら、
『パキータ』を踊らせてみたい・・・という夢がある。

この『パキータ』、
発表会ではよく踊られる、一般的な作品なのだが、
この作品を上演するためには、
約20人の粒ぞろいのダンサーが必要で、
クラシックのチュチュを着ながら、
キャラクター的な要素も振りの中に入っている。
音楽も振付も華やかで、
コールドとしてもソリストとしても、勉強になる。

でも残念ながら、私は一度もこの作品を踊ったことがない。
機会があるのなら、全部でなくてもこの作品のニュアンスだけでも
知っておきたい・・・。

そんなことで選んでみた。
実際はたった30分の個人レッスン。
私が選んだエトワールのバリエーションは、難しい回転も多く、
1曲最後まで通して踊るだけで、四苦八苦。
でも、ロシアの巨匠“プティパ”の振付を
ロシア人の先生に教えていただける意味は確かにあった。
コレを生かせるのは果たして何年後か・・・。
(それまでに忘れないようにできるかな???)

そして最後に4点目。

一緒にレッスンした1年生の中には、何と16歳の子も。
(私達2年生は現役を退いてから教授法を勉強したいと入学してきた
20代後半~30代がメインだった(ーー;))
聞くところによると、その子のお母様は42歳!!!
娘と言ってもおかしくないような年代の女の子と一緒にレッスンすることで、
若い子達の注意しどころ、要点が見えてきた。

私が「あの子はここをもっとこう」と思っていたところに、
先生からも同じ指摘がされる。
反対に私の注意が及ばなかったところを、先生が指摘する。
いずれにしても指導者としての視点を実践的に学ぶことができた。

***************************

そんなこんなで、意味のある1ヶ月が明日終わろうとしている。
これで本当にこの学校でレッスンするのもおしまい。
あとは4月2日の卒業式を待つばかり。

卒業シーズンなんて、
子供達が大きくなるまでしばらく関係ないと思っていたが、
思いがけずに自分事になった今年。
いくつになっても、春は不安と期待で満たされるものなのかな・・・。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://balletclass.blog48.fc2.com/tb.php/113-cb91431c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。