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今日はこどもクラスのみんなと一緒に、
ウクライナ・ハリコフこどもバレエ劇場バレエ団の
「シンデレラ」観賞に行った。

この公演、そもそも2月に、
かの有名なプリセツカヤの来日公演に行った際、
折り込みチラシの中から見つけたもの。
なぜ数多くのバレエ公演の中から、
これに惹かれたかというと、
理由は5つ。

1、対象が子供向きのバレエ公演である。
 =未就学児の子供が入場できるバレエ公演は、
  本当に少ない!!
 (日本では3歳からバレエを習うのが普通なのになぜ???
  というのが、私の予てからの疑問。)

2、こどもバレエ団の公演である。
 =出演者が子供だと、観ている子供も共感しやすい。

3、演目が「シンデレラ」である
 =今の子供達は、ディズニープリンセスがみんな大好き!!

4、開演前に「舞台を裏で支える人々の仕事」見学会がある
 =舞台裏を覗ける機会は少ない。
  子供にも保護者にも貴重な体験になるはず。
  なかなか良い企画。

5、ウクライナ国立バレエ学校の生徒の公演である。
 =ワガノワメソッドのバレエ教師の身としては、
  ワガノワメソッドで勉強している発展途上の
  子供たちの踊りを観てみたい


まずは「舞台を裏で支える人々の仕事」見学会。
座席は自由だったため、
「前の方で観たい!!」と娘のリクエストに応えて、
首が疲れるギリギリの10列目位に着席。

・主催者の挨拶
・ハリコフ舞踊学校校長の挨拶
・舞台監督の話(大道具について)
・照明の話
・衣装の話
・レッスンの話&客席の子供も舞台に上がって、
 模擬レッスン。
 (我が娘はシャイな性格のため拒否。
  我が子供クラスからは2名舞台上へ。
  なかなか良い度胸で将来が楽しみです(^o^)丿)
・バレエ学校生徒によるデモンストレーション

以上できっちり1時間。
必要にして十分な内容で、かなり満足度高し。
欲を言えば、もっとウクライナの子供達の
レッスン風景をたくさん見たかったかな。

でもこういう企画、なかなか良いと思う。
模擬レッスンに参加した子供達の中には、
これをきっかけにバレエに目覚める子が
絶対にいるはず。
芸事は何でもそうだけど、
才能よりも何よりも、
本人のモチベーションが一番重要だということは、
間違いないから。

我が教え子達にも、スタジオでのレッスンだけでなく
できるだけこのような機会を作って
バレエという芸術をその子なりに
理解していって欲しいなと感じたひと時だった。

1時間休憩して、
本物の(?)公演「シンデレラ」の開幕。

前述の見学会の間中、ずーーーーっと
「シンデレラが出てこないね」
と言い続けていた娘は、
茶色の衣装を着たシンデレラが出てきて興奮気味。

「あっ、意地悪なお姉さんだ!!」
「お母さんが抱っこしてた猫ちゃんは出てこないの?」
(ディズニー映画の「シンデレラ」には、
 猫が重要なキャストで出てくるので・・・)
「王子様、カッコイイね!!!」
「この王子様が、悪いお姉さんをやっつけるの?」
(なんか、ストーリーを勘違いしてないか?)

などなどなどなど。
観賞の理由1で述べた疑問への応えが、
今、明確にわかりました。
3歳児は、静かな観賞の妨げになりますね。
すみません(-_-;)。

でも一緒に観ていた5歳の子は、静かに
お行儀よく、観ていた様子。
やはり多くのバレエ公演の「未就学児入場不可」は、
せめて「5歳未満入場不可」くらいに規制緩和しても
いいと、やっぱり私は思う。

話が脱線したので、元に戻します。

15歳の子が演じる「シンデレラ」。
17歳の子が演じる物語のナビゲーター役「妖精」。
15歳の子達が演じる「意地悪なお姉さん&継母」
(王子様役は大変難しく、とても体力が必要なため、
 すでにプロとして活躍している男性らしい)
そして12歳~15歳のコールド・バレエ達。
どの子も素晴らしい素質の持ち主で、
わかってはいたが、改めて脱帽。

多分テクニック的には、
対等がそれ以上に踊れる日本人の子供達は
沢山いると思う。でも、

・踊りからかもし出す雰囲気
・演技力
・ちょっとした首の角度
・手の使い方
・柔軟なつま先

これらの部分では、もはや子供の域を脱していた。

これだよ、これ!!!
ほんまもんとまねっこの違いは。

私が通うワガノワメソッドのバレエ教授法の学校で、
「ヒストリカルダンス」の授業があった。
ロシアのバレエ学校では、
1年生~3年生(10歳~13歳)の子供達が受ける授業だが、
最初に先生がこう話していた。

『この授業では、生徒の動作の調和、音楽性、表現性を
発達させ、ポーズの感覚、課せられた踊りの特色を
表現する能力を養う目的がある』

低学年のクラシックバレエのレッスンでは、
主に生徒の身体を訓練するだけで、
演技や表現力に関しての習慣を与えることはしない。
だからこそ、この「ヒストリカルダンス」の授業等を使って、
小さいうちから、その部分の要素を少しずつ
養っていくのである。

日本のバレエ教室の中で、
今述べてきた要素を認識してやっている教室は、
果たしてどのくらいあるのだろうか。
そこにおのずと
芸術家育成を目的とした国立バレエ学校と
お稽古事のひとつである私立のバレエ教室との
差が大きく出てくるのだと思う。

なんだか堅苦しい話になってきたが、
こういちいちうんちくを語りたくなるのは、
歳取った証拠???
一応わたくし、団塊の世代の子供、
ベビーブーム真っ盛りの年代の人間です。
念のため。

そんなこんなで(?)
2時間ちょっとの舞台は閉幕。
最後にお着物姿で登場した校長先生の挨拶で締めくくり、
出演者がロビーに出て、お別れをしてくれた。
それはそれはすごい観客の群がりよう。
でも確かに真近に見る出演者は、
舞台姿とはうって変わって、
まだあどけなさが残る子供達で、何と愛らしいことよ。

娘がどうしても「シンデレラと握手したい」と言い張るので、
物凄い人の流れを逆行してシンデレラの元に。
娘が近くで写真をとってもらっているうちに、
勉強真っ只中のロシア語で、

「очень хорошо!!
 オーチン ハラショー!!
(とてもすばらしい!!)」

と言ってみた。
すると返ってきた答えは、

「спасибо スパシーバ」

ではなく、

「アリガトウ」

だった・・・(T_T)。

所詮こんなもんよね。
日本国内で話す異国語への返答は(-_-;)。

「今度は王子様と握手したい」と叫び続ける
娘の首に縄を巻いて、
(だって、王子様はすでにロビーに姿はなかったから)
劇場を後にした。

長い一日だったけど、
バレエ教師にとしても、母としても、
もちろん娘にとっても、
貴重な経験をした有意義な一日となった。

参加された、子供クラスの皆さん。
お疲れ様でした(^^ゞ。
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